400点の戦略

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bullet分析と目標設定

  TOEICの得点配分は公表されていません。さらに、正答に対して一定の得点配分もされないため、いくら模試を手にしても自己採点ができません。このままでは目標の400点をどうやって達成するかの筋道が立てられませんので、次のような仮説による得点配分であるとキメ打ちして分析します。

bullet各パートには、比例配分された得点が与えられるとする。
bullet各パートの得点を、各設問に比例配分されているとする。

この仮定条件に合わせて各設問の得点を計算すると下の表のようになります。

■ Listening(495点)

パート1(写真描写問題):20問   6.188点/設問
パート2(応答問題):30問      4.125点/設問
パート3(会話問題):30問      4.125点/設問
パート4(説明文問題):20問     6.188点/設問

■ Reading(495点)

パート5(文法・語彙問題):40問  4.125点/設問
パート6(誤文訂正問題):20問   8.250点/設問
パート7(読解問題):40問      4.125点/設問

さて、配点が出たので、次に考えることは、どれとどれを足して400点にするか?ですね。私の経験では、Readingを上げるよりは、感覚的なListeningを上げる方が簡単なように思います。そこでReadingの側を先に見積もります。

bullet文法・単語に直結するパート5、6は、確率に頼る。
bulletパート7の読解に試験時間をさいて、ここで5割をめざす。

この条件だとReadingの得点は、165点(10x4.125+5x8.250+20x4.125)です。目標の400点を達成するには、Listeningで235点以上が必要です。

bullet比較的難しいパート3は、4割をめざす。
bullet難しいパート4は、確率に頼る。

この2つのパートの得点は、80.44点(12x4.125+5x6.188)となりますので、残りは154.56点です。

bulletもっとも簡単なパート1では、7割5分をめざす。
bullet次に簡単なパート2では、5割をめざす。

さて、得点はどうなったでしょうか?この条件での得点合計は、154.70点(15x6.188+15x4.125)となりますから、全部を足すとめでたく400点となります。

確率で勝負する所は、回答とは思えないものを先に消して考える消去法でいくと、通常は確率よりは少し良い成績になるはずです。それ以外の部分は、次の手段が私からの提案です。

bullet各パート毎の戦術
bulletパート1:(目標75%)
写真をどうみるかの引っかけ的な要素のある問題以外は聞き取りさえできれば正解を見つけるのは比較的容易です。
写真に映っているもの、要素を問題が読まれるまでにイメージを湧かす
迷ったときは、直感でマーク。
次の問題のための時間を削らないことを意識する。
bulletパート2:(目標50%)
何を聞かれているか?選択肢は何?の2つがポイント。
特に何を聞かれているのか?が判らないと選択肢が判っても回答ができない。
したがって、聞かれていることが判らないときは、適当にマークして次に備える。
bulletパート3:(目標40%)
パート3では、問題文が長くなりますが、選択肢が目の前にあります。
選択肢を先に目を通し、問題を聞くと言う流れを作ります。
その時に重要なことは、前の問題を悩みすぎないこと。
選択肢に目を通す時間が無くなると、このパートの得点は下がります。
bulletパート4〜6:(目標25%)
この3つのパートは、確率勝負です。
ただ、消去法を使うことだけは重要です。
Readingでは、時間が足りなくなる場合は、マークを付けて全問回答することに全力をあげること。
bulletパート7:(目標50%)
読解でも、まず設問の問題を読み、その上で問題文を読みます。
選択肢を4つから2つにすることができれば、後は確率勝負で5割確保できます。

■ TOEICで400点をめざす人には、消去法で1つ選択肢を減らすだけで50〜100点ぐらいの得点アップは容易に達成可能です。
《理由》 選択肢を4つから3つにできると単純に考えると82.5点(990/3−990/4)も得点が上がります。実際には、正解率が下がるとより設問あたりの配点が下がり、正解率が上がるとより配点が上がるとの話がよく聞かれますから、その通りならさらに得点が増えます。このように全ての設問で確実に違う1つが見つけられるだけで簡単に得点アップします。

■ リーディングの試験時間も目標に合わせて配分する。
《理由》 英語は、歴史の年号と同じで考えたら答えがでるものでは有りません。したがって、判らないものに時間を裂くのは無駄です。パート5,6は25%、パート7は50%が目標ですから、計算上75分のうちパート5と6には30分程度、パート7に残り時間ですが、パート7から始めて、残った時間を半分ずつをパート5と6に使えば良いと思います。ただ、パート5と6で合計60問ありますから、30秒で30分かかります。残り時間の分の数と1問あたりの秒数が同じ(残り時間15分なら、1問15秒)しかないと憶えておきましょう。消去法のために一応問題に目を通すには、1問あたり最低20秒は欲しいところです。

■ ヒアリングは、1週間前からで十分だけれど、試験前1週間は毎日最低1時間は、真剣に聞く
《理由》600点とかそれ以上の高得点を狙う人には、こんな方法はダメですが、400点ならつけ焼き刃で大丈夫です。ただ、付け焼き刃でもそれなりの付け方が必要です。
人間の耳は、子供の時に聞き取り能力が備わります。その時期を過ぎるとかなり進捗が遅くなるようです。だから、本格的にヒアリング力を上げるには、それ相応の努力が必要になります。しかしながら、4〜5割の得点(=400点)が目標なら、話半分で良いわけですから、聞こえない部分があって構わないと割り切れます。
TOEICのヒアリングのテストは、ネイティブの日常会話より遅い(特に若い人と比べるとかなり遅い)ですが、一般的な英会話をそれほど勉強していない日本の人には、かなり早く聞こえると思います。その早いと感じる部分を減らす作業が、1週間の聞き取りです。

具体的には、適当な会話の音素材(テープ、CD、インターネット、TVなど)を言っている文章を書き取るぞというイメージで聞く要領です。できれば、書き取られたテキスト(TVのキャプションでもOK)を目で追いながら聞くようにしたいです。CDやテープとテキストがあるなら、何回も同じものを聞いて、聞き慣れてきたら、聞きながらテキストを読めればもっといいです。発音は会話が目標でないので、無視しましょう。カタカナ読みのボー読みで全然問題有りません。

1日1時間は最低です。個人個人のベースラインが違いますが、1週間で20時間程度が目標でしょうか?それでも、1日10時間の2日よりは、1日2時間の毎日7日の方が多分効果は高いです。人間、寝ているときにも頭が使われます。気合いを入れて頭を使った事柄は、寝ているときに酵醸されます。シナプス(脳の接合点)の形成も反復によるものであることからも2日より1週間です。
あと、案外重要なのは、頭が疲れていないときにすること。疲れた頭でやっても、聞き流しになります。聞き流しで英語をわかるようになるためには、1000時間ぐらいは聞き流さないとダメでしょう。少なくとも私はそのぐらい聞かないと興味のないことを憶えられません。ということで、頭が疲れていない午前中が勝負です。「会社に行くから午前中は暇がない」とぼやくあなた。頭は生きているうちに使いましょう。通勤時間だけでも1時間近くは有りませんか?足らなければ、1週間、正確には5日間だけ早起きをしましょう。1、2時間1週間早起きをしても大丈夫です。1週間だけなら、平均5時間程度の睡眠が取れれば過ごすことはそれほど身体に危機的な影響を及ぼしません。それでも時間がたりないあなた。TOEICなんて考えることをやめて、寝ることをまず考えましょう。TOEICより命が大切です。

 

12/05/04

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12/05/04 Updated
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